@article{oai:kinjo.repo.nii.ac.jp:00001269, author = {Wang(KINOSHITA), Rong(Takao) and 王(木下), 榮(貴雄)}, issue = {1}, journal = {金城学院大学論集. 人文科学編, Treatises and Studies by the Facalty of Kinjo Gakuin University. Studies in Humanities}, month = {Sep}, note = {1945年の敗戦から76年が経ついま,悲惨な戦争の歴史は確実に風化しつつあり,人々の記憶から消えようとしている。同時に,中国残留孤児を生んだ「満州移民」の歴史もまた忘れられようとしている。そんな状況のなか,中国残留孤児をはじめとする中国帰国者が高齢期を迎え,差し迫って最大の課題は介護であり,死後の安住地である墓も大きな問題となっている。 本稿では,中国帰国者やサハリン残留邦人等の“終の棲家”である中国帰国者公墓等の碑文から,戦争に翻弄され続けてきた「満州移民」の歴史,残留孤児や残留婦人たちはどのように生まれたのか,なぜ「満州国」に渡ったのか,そして,敗戦直後の混乱の中,異国の地でどのような苦難に遭い,どんな思いを抱いて,どんなふうに生き延びてきたのか,そして,なぜ,いま公墓が必要なのかなど,時空を超えて,戦争の悲惨さと平和の尊さに思いを馳せながら,「満州移民」という史実から明日の平和への教訓を学びたい。}, pages = {155--174}, title = {墓碑に「満州移民」の歴史あり : 墓地から平和への思いを馳せて}, volume = {18}, year = {2021} }